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公開70周年記念 映画『羅生門』展を京都府京都文化博物館へ見に行ってきました。

第12回 ベネチア国際映画祭（1951年　昭和26年）で日本映画初の金獅子賞金獅子賞（グランプリ）に輝き黒澤明の名を世界に知らしめた、日本映画史上の傑作『羅生門』が劇場公開から70年、監督生誕110年を記念した展覧会です。

今回公開された企画は東映太秦映画村の倉庫に存在が知られぬまま長く眠っていた映画関係資料が整理中に段ボール箱から見つかった事がきっかけで、詳しい経緯は不明だが過去に展示された形跡もない物とのことでした。

黒澤明監督の画コンテやシナリオ、スタッフやキャストのそれぞれの撮影台本、ポスターやパンフレット、プレスシートなどの映画製作関連資料からアフレコの時代に日本映画には無い当時の職人たちの型破りの技術と創作過程が見て取れる映像も含めた興味深いものばかり展示がされていました。

同博物館では「木梨憲武展」もやっており、その入場待ちの行列を横目に戦後間もなくの京都の匠の汗と魔法とその秘密が詰まった宝物をゆっくりと見せて頂きました。